
4th night of Game of Thrones Marathon tonight !!!
We are just into this drama quite recently and got impressive so much.
Peter Dinklage as the Imp (Tyrion Lannister) is awesome acting…
We just love with him instantly.

Hatsukoi Crazy
Lyric : Masamune Kusano
Compose: Masamune Kusano
Music by Spitz
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
It’s supposed to be familiar townscape
the foolish man made it reflect really flashy
The future became an enormous it’s because of you
Just the opposite world of dreams that desperate soliloquy then all of them were melting like a forgotten-ice cream
Passing through gaps no matter who
Never lost a way to get my funny secret place with you
Can’t say the right words what I feel
Just this power is intently explain for
Let me exceed ostensible signifies
just let me do this
Made satisfy with soft *baiser (*French word: Kiss)
then howled at all the time
Different seasons just flew by
Spin the propeller of my heart
Heading to my funny secret place
It is promise that only you and me
When don’t feel like kind enough to you
When don’t get kind enough from you
Still skies are blue even hiding
just like now always
Being a crybaby, being a liar, and wishing to the stars
Even if I became broke beyond repair
Passing through gaps no matter who
Never lost a way to get my funny secret place with you
Can’t say the right words what I feel
Just this power is intently explain for
Let me exceed ostensible signifies
just let me do this
Exceed them just let me do this
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
…. so difficult to translate in English but I am not Native speaker even if Japanese still mistake often any way…(つд⊂) Never mind!!!
HATSUKOI means first love in Japanese.
Mr. Masamune wrote this song without say such as ‘love’ or ‘like’ to the person who be loved.
Please listen this lovely song and indeed totally better than my work—->Live 2010

M:燃料系統、確認?
D:確認
M:油圧系統、確認?
D:確認
M:送受信装置、確認?
D:ピクニック用テーブルクロスのごとく
M:飛行機全体の異常は?
D:今のところ当機に異常なしと、だけは言えるね
M:素晴らしい。じゃ、見回り点検へ行ってくるよ。
D:もちろん失念しちゃいないだろうが、貨物室の温度は保っ・・・
M:忘れてなんかないよ。当然だろう。
ダグラス、誰が指揮をとるのか、もう一度思い出させた方がいいか?
D:あ、それって君のことだったかもな、クウィーグ機長
M:クウィーグ!? 今度は、思いつきの機長か?
=離陸音=
TW:ボンジュール、Golf-Tango-India、方位3-4-0を維持
D:*メウィ モナミ。了解(通信を切る)
(*仏語Mais Oui (Yes) mon ami (my friend):もちろんだとも、わが友よ)
M:離陸後チェック完了だ、ダグラス
D:ありがとう・・・パーキンス機長
M:あぁ、もういい加減にしてくれ、ダグラス
D:なにをどうしてくれって?
M:わーかったよ!パーキンス機長なんて知らない!これで満足か?
知らない間に始まった”架空の機長言及ゲーム”も君の勝ちだよ。
しかしね、それというのも『パーキンス機長の冒険』なんてのを読む代わりに、パイロットを目指すべく赤ペンで線を引っ張りながら『気候学の原理』を*イートン・カレジッジのパント船の上で再読してたからだ!分かった?
(*男子全寮制パブリックスクール)
D:分かったよ。気分、マシになった?
M:あぁ
D:結構。ありがとう、パーキンス機長・・・ブライアン・パーキンス
M:あぁ、そういうことか・・・*Hanrahan
(*故Brian Hanrahan:BBC NEWSの通信記者)
=扉が開く=
A:お二人さん、昼食をお持ちしましたよ。
D:あぁ、素晴らしいね!本日の献立は?
A:美味しいものが、たくさん。たっぷり時間をかけたからね。
M:アーサー、キミが言う時間をかけたというのが、我々の美味しいケータリング料理の蓋を取る作業であったと、強く願いたいところだけど。
D:どう公平にとっても、我々はアーサー君について完璧な覚悟は出来てる。
A:えっと、ケータリング料理のことなんだけど、母さんが思うにボクらは、食事を抜くくらい出来るだろうって。母さんが思うにね、ボクは貨物便の時はなんにもすることがないから、食事の準備をしてみようってことになったんだ。
M:彼女が?彼女、本気で?それで、何を準備したんだ?
A:えっと、二人にそれぞれ別の食事だよね。で、まず一つ目はコレ・・・
M:なんだこれは・・・
A:名づけて オレンジ色盛り合わせ
D:ほう?どこからそんな名前が付いたんだろうか
A:あぁ!それはね、まんべんなく全部が・・・
D:皆まで言うな、アーサー。見りゃ分かる
M:マッシュポテトまでオレンジ色になるってどういう原理なんだ?
A:ベイクド・ビーンズをカレー味にするのに使ったのと同じ鍋で、調理したんだ。
M:で、もう一方の料理は?
A:そうこなくっちゃ、ボクの自信作。ご覧あれ!”びっくりライス”!
D:・・おおっ!
M:このツブツブしたのは・・・なに?
A:スキッパー、それはその”びっくりライス”らしさを真っ向から脅かす質問だから答えられないよ。
D:アーサー、キミも承知していると思うが、別々の料理をあえて食べるという意味は、食中毒で我々二人共倒れにならないようにするためだろ?
二人が別々の方法で毒を盛られたんじゃ、意味がない。
A:ひどいよ、二人とも。ボク、すっごく頑張ったのに
M:だからこそ、不安だ。アーサー、申し訳ないけど、これは下げてくれないか、人間的見地に従って破棄するべきだ。
他に何か食べられるものはなかったかな。ダグラス、内線をたのむ。
(内線)
キャロリン、なにをしようとしてるんだ?
C:何か問題?アーサーが、宿のこともう教えちゃったとか?
着陸するまで言っちゃダメよって言っておいたのに。
M:なんだって?ちょっと!宿ってなんのこと?
C:あら、なんでもない、なんでもないわよ。きっと気に入ります。
古き良きアラブな宿ってだけよ。で、用件は?
M:食事ですよ、キャロリン!
僕たちは、困難且つ危険を伴った仕事こなす熟練パイロットなんですよ。
適切なケータリングの食事が必要です。
C:熟練パイロットは、ブリストルになんか行きません。誰かに聞いてご覧なさいな。
熟練パイロットは、貨物室の室温計を点検し忘れることもないの。
そういえば、ちゃんと点検したんでしょうね?
M:もちろん、やりましたとも!誰も彼も、1分間の間に2度も思い出させてくれるんだ、忘れようがないでしょ。
見回り点検の前にも確認したし、見回り点検後も確認した。はっきり・明確に・オフです。
D:オン
M:なに?
D:サーが、おっしゃったのはオンです、当然オンにしてあります。おやおや、キャロリン今すぐ内線を切らねば。山が迫ってる。では、失敬!
(内線を切る)
M:ダグラス、中途半端な仕返しでも企てたのか?
そうだとしても、全然意味がない。
僕が室温装置をオンにしたのが故意であったとして、それを彼女が信じて何になる?
D:何とするか、確かにな。
しかし、君としては彼女が信じてくれた方がありがたいんじゃないかと思ってね。
たしかネコが乗ったりしてなかったか?他の荷物と一緒に。
M:・・・大変だ。
D:その通り、君に教えようとしたんだよ、私は
M:なんてことだ・・・
D:そうだな
M:死んだと思う?
D:いやいや、絶対に死んでない。まだ、な。
M:あぁ、そんな!
D:たぶん、寒けは感じているだろうね
M:飛行時間は、あとどれくらい?
D:8時間弱
M:はぁ・・・高度34,000フィートで、一切温められることがないまま、ネコが生きていられるのってどれくらいだろう?
D:ああ、それなら、昔覚えたな!*パブクイズで、いつも出てくるんだよ。
(*酒場で行われる楽しみの一つ。トリビア的なものが多い。)
M:そう、それで。
D:たしか、3時間と28秒、これは潜水艦のイタチかな?
M:知らないのか?
D:残念ながら。
しかし、8時間の長丁場に答えひとつで希望を持たせるというのは無理があるだろ。
M:あぁ、最悪だ・・・僕は、お客のネコを死なせてしまうんだ。
D:そういことになるね
M:お客のネコを死なせるわけにはいかないよ
D:それも一理ある
M:どうにか出来ることはないかな?
D:提案としては、キミがいつも通りのをやりさえすれば・・・
M:出来ないよ!迂回は出来ない。彼女なら追ってでも僕を捕まえるに決まってる。本当は、両手にナイフを持って僕を捕まえにくるんじゃないのか?
D:もし、このまま飛行をつづければ、お客のネコは凍えて死ぬことになるんだぞ。
M:両手にナイフもやってくる。特大のナイフ。
もし僕ら、もし僕らが、このまま飛行を続けてネコを見殺しにしたら、みんなにどうして死んだのかバレる?
D:言っておくがね、私のネコ病理学知識なんかアテにならないぞ。
M:そうだけど、どうなるか分からないじゃないか。その・・ネコがカチンコチンの氷の塊になったりはしないはずだろ、なるのか?
D:ならない、なるわけないだろ。アニメじゃないんだから。
M:じゃあ、ネコ専門の*CSIが僕らのところに押しかけてきたり。
(Crime Scene Investigation:科学捜査班)
D:そこまではないと思うね。最近、彼らは大忙しだから。
M:ちょっと卑劣だとは自覚している、ネコにとってはね。
でも迂回にかかる£10,000の費用の方が損害が大きい、そうだろう?
D:公平な手段といったところか、それとキャロリンも含めて?
M:あと両手のナイフ。そう、だから、どう思う?理にかなってる?
理にかなってる、だよね? そうだろ?
D:サー、司令官の判断しだいです。全て仰せのままに。
=アーサー、扉を開けて入室=
A:さてと、ボク、ビスケットとのど飴を見つけたよ。どっちが欲しい?
D:それでは、我々二人ともビスケットを食べる危険を冒してみよう。
A:スキッパー、大丈夫?
M:ぁあ・・・
A:本当に?顔が、ねずみ色になってるよ。
びっくりライス食べてもいないのに。
(Gray:顔色が悪い、青ざめた時にグレイと表現します。が、アーサーはsort of gray colourと言っているので、そのままにしてみました・・・)
M:大丈夫だ。
A:そうは見えないよ。なにか気がかりなことでも・・・
D:アーサー、どうして空気が羽の上と下に分かれるのか知りたかったんじゃなかったか。
A:あぁ、そうだった。知ってるの?
D:もちろん、熟知しているとも。よく聞ききたまえ。空気が羽を通り過ぎるのではなく、羽が空気の間を通るんだ。よって、湾曲した上部を通った空気は分かれた際、圧力を下げ、揚力を作る。揚力は持ち上げる力。重力は下に下げる力。ということで、揚力が重力を上回っている限り、我々は持ち上がり進めると、そういうわけだ、アーサー君。こうして、飛行機は飛ぶのだよ。
A:分かった!なるほどね!ズバッと解決!今のでボク、完全に分かったよ。
D:それは、なにより。どうだね、ちゃんと理解している人間が説明すれば、いとも容易く把握することができるだろ。
A:そうか、だから飛行機は宙返りが出来ないんだね。
D:あぁ・・・いや。出来るよ。
A:出来るの?
D:もちろん、出来るよ。*レッドアローズを見たことないのか?
(The Red Arrows:高レベルな英国空軍アクロバットチーム)
A:でも、そうなると湾曲している側が、下になるってことでしょ?ってことは、重力と同じように揚力も下に下げようとするんじゃないの。
どうなってるの?
M:そうだよ、ダグラス。どうなってるんだ?
D:そうだな、アーサー。これはとっても単純な説明だ。しかし、その前にマーティン。先ほどの続きだが、私が思うに、ネコをこのまま凍死させようが、まったくもって君次第。
A:どういうこと!?
M:ダグラス!
A:スキッパー!
D:誰も私の説明を聞きたがらないか。なんとも残念。
A:どうして!どうして、そんなことを?
M:そんなつもりじゃなかったんだ、アーサー!
A:つもりじゃなくても、どうして?
M:貨物室の温度がオンにされていないらしい
D:受動態の使い方が見事。
A:でも、スキッパー、今みたいに高くに行けば行くほど寒くなるんだよ。
M:その通りだ、ありがとう科学教授。
A:そっか、じゃあすぐ暖かくしなくちゃね。
M:そうだな、良案だ!キミなら出来るだろう、ちょっと羽の上を通って、点検扉をひねって開けたら、ぶらんとぶらさがって入り込み、自動調温装置を調節するだけなんだから。
A:オッケー。じゃあ、行ってく・・・
M:行っちゃだめー!
A:あぁ、そうだ。いい事を思いついたよ。迂回すればいいじゃない。
もし、今すぐボクらが着陸すれば、きっとネコは助かるよ。
D:素晴らしいぞ、アーサー!
どうして我々は、それが思いつかなかったのだろうね、マーティン?
M:アーサー、彼が愛くるしいネコだってのは知ってる。だけど、それには、迂回をするということは何千£も費用がかかる。覚えてないのか、キミの母親が、彼女が今朝言ったことを?
A:うん。覚えてるよ。
でも、わかるでしょう。本当に、可愛くて小さい仔猫なんだ・・・
M:いいや、あれは違う!あれは、精神異常のイカれネコだ。
自分の顔を見てみろ、アーサー!傷口が、開いてるじゃないか。
A:うん、そう、そうだけど。でも、ホントにすっごく寒くなっちゃうんだよ。
M:はぁ・・・あぁ
A:あと、それからね・・・死ぬ。
M:なるほど、僕に迂回させたいんだな?そうなんだな?ノルマンディーの辺鄙な場所に不時着させろと、そういうことか?キャロリンに、絶対に譲ることの出来ない理由があると僕に頼み込ませたいのか、返ってくる答えはニャーオだってのに。
A:うん、頼むよ。
M:分かった。上等だ、いいだろう、やってやろうじゃないか。
これも仕事だ。転職ドンと来いっ。
(内線)
フランス管制塔、こちらは Golf-Tango-India。最寄りの飛行場に緊急着陸要請。
フランスTW:了解、Golf-Tango-India。緊急事態ですか?
M:あぁその、うーん・・ちょっとした・・・
D:管制塔、少々お時間ください。
M:なんのつもりだ、ダグラス?
D:機長・・・(マッチを灯す)操縦室で、煙の臭いがするのは私だけじゃないと思うんですが。どうです機長、臭いませんか?
M:そうか・・・そうだ、臭うよ、ダグラス。緊急迂回の要請を頼む。
D:直ちに、サー
=エンドクレジット by B・Cumberbatch=
:*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*:
《後記および補足》 wikiなど参照
曲者ぞろいの航空会社MJNは、My Jet Nowの略。
管制塔に向かって、マーティン機長がいつも伝えるGolf-Tango-Indiaは、二回目以降から。
初めて通信する場合は、Golf-Echo-Romeo-Tango-India = G-ERTI正式名でやり取りします。
アーサーが、さんざん聞いて回った「どうして飛行機は飛ぶの?」という話。
私は、闇雲になんかワカランけど人類の英知で、そうなってるもんだと気にすることなく今日まで生きてきたけど、アーサーがいうように、都市伝説的に「なんで飛べるのかは不明」という話も広まっており、本当のところとっても難しい定義やら法則やらを混ぜて、鉄の塊は飛んでいるらしいです。
ジャンボジェットが逆さまに飛んでたら怖いけど、出来ないことはないというのは、そういうこと・・・映画『フライト』では、逆さま飛行してたものね。
要するに、噛み砕いて説明することが出来ない・・・それが航空力学。
ダグラスが沢山答えを知っていそうなパブクイズ。
私が覚えてるのは「日本語のシナチク、原材料はなんでしょう」でした。
あとは、何年度のフットボール最優秀選手とか、紙に書いて正解が多い人にパブから商品がもらえたりします。
マーティンの声をあてているベネディクト氏はイートン・カレッジ卒 Harrow School(ハーロー校)だそうですね。
あそこは、入学金がとっても高いそうですが、卒業生には沢山の著名がいらっしゃるそうです。
Wiki情報が、どこまで本当かはわかりませんが・・・格式高い男子学校。イギリスに行ったら、外観だけでも見てみたいな
訳に関しては、あくまでも雰囲気で訳しているので実際演者の声を聞いてみて、思い思いのセリフを思い浮かべるのが楽しいかと思います。
ぼんやり生分かりから、辞書で知らない単語を引いて得る新しい単語との出会いは個人的にはとっても満足。
ちゃんと分かって笑いたいと思ったので、やったよかった。
Visa用の試験にも活かせるといいけど・・・はてさて。
次回は、ボストンのお話。
コメディを訳するって、大変なことだと今さら気がついた・・・(´・ω・`)
町山さんは、映画『TED』をどんな風に訳して、面白さを伝えたんだろうか。
なにはともあれ、これでちゃんと分かって笑えるぜ!
自分のために!もしかしたら、CPを聞いてみたい人のためにも!
CD Track4-6までを雰囲気翻訳。
=キャロリン、バスルームで愛犬を洗う=
A:(扉をノック)おはよう、母さん。入ってもいい?
C:コーヒーは、持ってきてくれた?
A:もちろん。
C:話しを抜きにして、コーヒーだけいただくことはできるかしら?
A:それはちょっと難しいかな
C:はぁ…あらそう。じゃ、入ってらっしゃい
A:さぁ、コーヒーどうぞ。手伝おうか?
C:そうね、じゃあシャンプー取って、この子を捕まえてて。
大丈夫よ、(ワンワン)お利口さんねぇ。あら、こんなにキレイキレイされて可愛くなったのは誰かしら。
A:母さん、もうすぐみんなが来ちゃうよ
C:今何時なの?
A:6時15分…あぁ、しまった
C:どうしたの?
A:マーティンみたいに24時間表記で言えるように練習中だったのに、いっつも忘れちゃう。
C:なんて言うつもりだったの?
A:えっと、6時15分。でもボクが思ってのは、この6時15分じゃないんだよ。分かるでしょ、言い方が二種類あるうちの1つをやろうとしてたんだ。だけどちゃんとやるなら、こんなどっちでも通用するのじゃなくて、一つに決めた方で言いたかったんだけど・・・
C:アーサー、アーサー、アーサー、私の可愛い息子、いいからおだまり。
A:そうだね、うん。ごめん、ごめんね母さん。
ボク、ただもう飛行機に乗ると思うと興奮しちゃって。
C:アーサー、あなたもう何百回と搭乗しているじゃないの。目新しさも薄れてくるものでしょう?
A:全然!いつも凄く楽しみだよ。12トンもの鉄の塊が地上を離れる瞬間、あれはもう素晴らしいったらないよ!
しかもそれがどうしてなのか、誰も知らないだなんて
C:そんなことないわ、皆ちゃんと知ってるのよ。
A:うん、いや、そうだけど、そうでもないでしょ。
ボクが言いたいのは、みんなが知ってるのはエンジンと翼が必要ってことと・・・それから後ろに付いてるトンがったのが、なにかの理由で必要なことくらいで、どうして飛行機が飛べるのか、本当のところ分かってないじゃない。
C:アーサー、そんなことないわよ。ちゃんと解明されています。周知の事実よ。
A:じゃあ、どうなってるの?
C:そうね、えーっと、どうしてなのかと言うと・・・タオル取ってちょうだい。(ワンワン)はい、はーいお利口さんね、もうちょっと我慢してね。フフッ。
どうしてかと言うと、飛行機には4つの力が働いていて、そのうち二つが後の二つよりも力が大きいことによって、飛行機は飛べるのよ。
A:・・・母さん、誰も本当のことを知らなくてもボク、気にしないよ。
C:そうじゃないの、誰でも知っているのよ!周知の事実。私が言った通り!だから飛べるの!
A:じゃあ、その4つの力っていうのは?
C:そうね、教えてあげます。揚力・重力・・・えーっと
A:上と下?
C:いえ、違う違う違う・・・それは、それよ、それが上と下に作用するの。正しくは揚力と重力といって・・・
A:右と左!
C:違うわ、そうじゃなくて・・・揚力・重力・・・
A:エンジンかなぁ?
C:違う、違う・・・やだ、そうそう、それ!一種のね、正しくは推力で、揚力・重力・推力それから・・・
A:時間!
C:抗力!
揚力・重力・推力・抗力。だから、重力と抗力は大きな力で、エンジンが飛行機に推力を与えることで、翼が機体を押し上げる、だーかーら飛行機は飛ぶのよ!
A:どうやって翼が機体を押し上げるの?
C:なんですって?
A:翼って、すっごく重いでしょ。どうやって、とんでもなく重い鉄の塊をこれまた法外に重たい翼で、持ち上げるの?
C:それは、だって翼ですもの。鳥の翼みたいに、よ。
A:そうだけど、でも鳥は羽ばたくじゃない。ボクらのは羽ばたかないよ。フラップ(羽ばたき)って言うのはあるけど、一度ストックホルムへ向かう時にずっと見てたけど、あれは確実に名前の付け間違いだって思ったよ。だから、だからね、どうしてあんな翼で滑走路から飛び立てるのさ?
=ドアベル(♪ ジリリリン ♪)=
C:・・・あぁ!!やっと来たわね。さぁ行くわよ、彼らと一緒に車で待っていなさい。私は歯磨きしなくちゃいけないから。
A:うん、いや、そうだけど、まだ翼の・・・
C:待たせてないで、早く行きなさい!
A:分かったよ、行きます行きます。(扉を開ける)
C:(ワンワン)さてと、ヨチヨチ、こんなにキレイキレイの可愛い子になって。ホホホ、さぁ、もういいわよ。(ワンワン)
*****************************************************
A:(扉を開ける)やぁ、ダグラス!
D:おはよう、アーサー。キミは、朝の6時半にもかかわらず、うんざりするほど陽気だな。キミの母上は、どうした?
A:母さんなら、今歯磨きしてるところ。車の中で待っててだってさ。(車のドアを開ける)あれ、マーティンは?
D:誰が最高司令官の動きを予測できるっていうんだ?
もしかしたら、なにかしら神が彼の知恵を当てにしたかったのかな。
A:どういうこと?
D:気にしなさんな。おぉ、あれはなんだ。堂々とした貫禄の男が現れたが、誰だろう?サーではあるまいか?やっぱりそうだ。
M:・・・おはよう
D:ごきげんよう、おっと、サー
M:サーは、もういいよ、ダグラス。
D:サーのお心は、定まりがなく気まぐれですな。忘れぬよう努めます、サー。ですが時折、抑制し難いサーの威厳あるお姿がそれを遮り、わたくしの純真な畏敬の念が湧き上がってしまい・・・
M:もう結構、ダグラス。全く君という人は、たいそう愉快なパイロットだな。キャロリンは、どうした?
D:歯を研いでいるところだ
M:磨いてんの
D:磨いてるのか、歯を。そうだったな、申し訳ない。とにかく、車に乗ったらどうだ、サーの中のサー。冷えるだろ。
M:無理だ。君が僕の席に座ってる。
D:君の席?君専用の席なんてあるのか?
M:ある
D:キャロリンの車なのに?
M:前方の席は僕のだ。
D:なに?助手席に乗るぞって叫んでたのか?
M:助手席に乗るのにわざわざ叫ぶ必要なんかない。僕は、機長だから。
D:機長は確かに、飛行機であれば前方に座るだろうね、マーティン。何故なら、操縦しているからな。しかしだからと言って、どの乗り物でも前方の席である必要はない。
M:僕がタクシーに乗るときはいつだって、前の席だ
D:それは、タクシーが君の家へ向かっているからだろ。
今回は、私が先に到着したんだから、ここに座ってるんだ。どんなもんだね!
A:それならさ、ややこしくないようにボクが前の席に行くよ
D&M:黙れ、アーサー
A:だよね
M:ダグラス、僕は最終打ち合わせをしなくちゃならない。どうやって後方席から、その説明をするっていうんだ。
D:どんな些細なことも聞き漏らすことはない、同じ車の中にいるんだぞ、飛行機ですら一緒だっていうのに。それに私の足は長い、君のなんかより相当長い。
M:でも、僕には・・・
D:しょうがない。コイントスをしてやろう。
M:待った!それは、公平じゃないよ。僕のコイントス運については、君がよく知ってるだろ。
D:裏か表か?
M:ったく、最低だな。じゃあ裏。
D:(コインを投げる)・・・なんてことだ、こいつは意外。
M:僕、勝ったの?
D:うーむ・・・
M:僕、ホントに勝った!?500回はやってるけど、一度もこんな事なかったのに、これが初めてだ!
D:お望み通り、さっさと乗れよ
M:あぁ、いいね。こりゃ最高。快適・・・ああ!
あ、そうだ、実に簡単な最終打ち合わせをするから、みんな聞いてくれ。天気は良好、アブダビ上空は、快晴。僕らが運転を交代するのは、ドバイ。僕が往路、ダグラス、君が復路を担当。これで全部だ、了解?
D:アイアイ、エイハブ機長。
M:それって、ブライ機長の友だちだったな、そうだろ?
D:君ら三人揃って、いつか飲みに行くべきだね
=キャロリン、車に乗り込む=
C:さぁ、”チーム役立たず”、時間に遅れてるわよ
M:でもその原因って、貴女が・・・
C:おだまり!そして、よくお聞き、最終打ち合わせをします。
ダグラスが、往路。マーティンが復路。アブダビは晴れ。交代はバーレン(ペルシャ湾内の島)です。
M:キャロリン、それは僕が、もう済ませ・・・
C:いいから黙って聞く。交代はバーレンですが、もちろんアナタ達に、交代なんて必要ありません。今日という今日こそ、MJN社として仕事をしてもらわないと、利益を出すというよりむしろゴミパイロットのための慈善活動の聖域状態なんですから。
あら、やだ。待って、待って、ちょっと待って(キャロリン、急停車する)マーティン、ダグラスと席替わりなさい。
M:はぁ?
C:ダグラスは、背が高すぎるの。後ろの窓が確認出来ないでしょ。ほら、なにやってんの早く、早く!
M:信じられない・・・
C:1と数える間に・・・イチッ!
=二人、サッと席を入れ替わる=
**************************************************************
D:見てみろ、こんなに沢山荷物がある。絨毯、壺、それから蓄熱ヒーター
M:なんだってお客は、蓄熱ヒーターなんかアブダビに持っていきたがるんだ?
D:そりゃ、貯められるくらいあそこには、熱がたんまりあるんだろ
M:これでおしまい。アーサー、僕たちはもう済んだよ。
A:(扉の向こうから)今いくよ、スキッパー。
M:そこで、一体何やってるんだ?
A:ネコをなだめてるんだ(ネコ鋭い鳴き声と共にひっかっく)
あぁ、うわぁ・・・!
M:おい!どうかしたのか?
A:ボク・・・しくじっちゃった
D:なんたることだ!大丈夫か?
A:大したことないと思う。いい子なんだ、ホントだよ。ただ、じゃれてただけで。
M:そうかと思えば、突然ヒョウに豹変したのか?
D:檻の間から手を伸ばしても、引っ掻かれないだろうと思っていたんだがな
A:そう思ってたんだけど、やっぱり出来るみたい
M:引き裂かれたところを縫合しに行きたい?
A:そんな大したことないから。ボク達のやることは全部終わり?
D:そのようだよ。では予定通り、退屈おんぼろ飛行機でも飛ばしますか。
A:あぁ、そうだ、そうこなくっちゃ。あのさ、スキッパー。聞きたいことがあるんだ。母さんが今朝教えてくれたんだけど、飛行機は翼があるから飛ぶんだって。
D:あの女が知らないことは、他にもうないのかね?
A:だけど、あんまりちゃんとした説明じゃなかったんだ、どうして翼があると飛行機は飛べるのかな?
D:それは、そもそも・・・
M:あぁ、ダグラス。彼は僕に尋ねたんだ。
よく聞きたまえ、アーサー。
翼というのは上部が湾曲しているが、下部は平らな作りになっている。
翼が空気に当たると、空気は二つに分かれる。
上部は下部より曲率が大きく迂回する必要があるから空気の速度は上部の方が早くなり、翼の終わりで上部の空気が下部と一緒になることで、揚力が発生し飛べるというわけだよ。
A:わぁ、すごいな!ありがとう、スキッパー。ボク、ボク、今のですっかり分かったよ。
M:それはよかった。
A:でも、どうしてそうじゃなきゃいけないの?
M:どうしてって、何がどうしてなんだ?
A:どうして上の空気は、また下の空気と一緒にならなくちゃいけないの?
別れたままじゃ・・・だめなの?
D:子どもたちのために、じゃないか?
徒然なるままに、先日購入したBBC Radio 4 Sit-com『CABIN PRESSURE』第一話アブダビ編(CDTrack1-3まで)を訳してみたのです。
(当Blogの副題は英語学習だというのを思い出したので)
が、とっても適当・・・これは、雰囲気翻訳と呼ぶにふさわしいなぁ。
随時、推敲予定。
《登場人物》
M:マーティン・クリフ 機長(あだ名スキップ)
D:ダグラス・リチャードソン 副機長
A:アーサー・シャッピー CAあるいは小間使い
C:キャロリン・シャッピー MJN航空オーナー兼絶対権力者
♪ ピンポーン ♪
ダグラス(D):ご搭乗の皆様こんばんわ。副機長のダグラス・リチャードソンです。
皆様にお知らせいたします、只今最終着陸態勢に入っておりますところは、かなりの自信でフィットン飛行場…さもなくば牧場…か、あるいはA45(高速道路に繋がる主要道路)。海では御座いません、なぜならば、あれは青い。
もし、この状況を説明するとすれば、私とクリフ機長は、勝負師のごとく少々賭けを本日致しまして、その内容は”ウォッカ・ストロー1ℓ一気飲みの後、どちらが一番上手に飛行できるか”というものでございます。
機長が先行。皆様お気づきのこととは思いますが、離陸の際、ガタガタっとちょっとだけ揺れましたね。特にゴルフ場上空で。
そして今、私が着陸担当であります。目前に迫る二つの滑走路のうちどちらが正しいのか、すぐにも決めねばなりません。
喜ばしいことに、わたくし今日は”ツイてる”予感がします。
では、本日の当機乗務員を代表致しまして一言 「ジェロニモ!」
(ジェロニモ:映画などでよく見る突撃の際気合を入れる掛け声)
=Benedict CumberbatchによるOPクレジット「今週のお話はアブダビ」=
マーティン(M):Blessed
D:あぁ、確かにいたな・・・May
M:んー・・・では、Cant
=扉を開ける音=
アーサー(A):さぁどうぞ、お二人さん。なんにも入ってないコーヒー。全部入ってる紅茶ね。素晴らしい客室放送じゃない、ダグラス。
ボク、貨物輸送大好き。
D:どうもありがとう、アーサー
M:Oh!イーノ?
D:おういいの?
M:Oh、イーノ
D:あぁ、そうか!Sewell!
A:ねぇ、なにして遊んでるの?
M:『英国のブラアンたち』
A:ってことは、ブライアンな人たちが沢山いるってことだね・・・うーんと・・・えっと
D:そんなに悩まずとも、いずれは思いつく
A:あ!ほら、誰だっけあの人・・・うーんと、白髪頭の・・・あれはゲームショー(視聴者参加型クイズ番組)だったかな?
「Pの付く言葉をどうぞ、ボブ」の・・・えっと・・・名前なんていったかな?
D:それ、ブライアンにちゃんと繋がってるのか?
A:うん。・・・ブライアン・・・ブライアン…
M:Bob Holness。それは、Bob Holness
(本名:Robert Wentworth John Holness)
A:その人だ!・・・あぁ、ところでちゃんとその人もカウントされる?
D:Bob Holnessが、我々の言うところの’ブライアン・リスト’に該当するのかって・・・まぁいいや、そういうことにしよう。上出来だ!
=内線=
管制塔(TW):Golf(ゴルフ)-Tango(タンゴ)-India(インディア)(管制塔用語におけるマーティンの操縦する飛行機名GERTIの略)滑走路定期点検のため20分遅れの予定。
高度7000フィート継続、アーデン上空にて待機要請。
M:こちらGolf-Tango-India、了解。アーデンにて待機。高度7000フィート継続。
20分しか遅れないっていうのは確かなのか?
TW:はぁ・・・たぶん・・・ね。事の次第によってかな、実際
M:管制塔、どうもありがとう。いつも通り非常に有益な情報だったよ。では(内線を切る)
みんな、申し訳ないんだが、我々は迂回してブリストルへ行った方がいいようだね。
A:ブリストル?なんで?
M:フィットン空港の滑走路は閉鎖状態。20分は上空待機せざるを得ないからさ。
A:でもブリストルって、すっごく遠いよ
M:だとしてもだ、運がいいことに我々は飛行機の中、遠くの目的地へ迅速に向かえるよう特別な設計がされてるんだ、訳無いだろ。
A:そうかもしれないけど・・・ボクの車、フィットンに置いてあるんだよ
M:あぁ、そうかい。ではこうしよう、空から落っこちるまでグルグル旋回していようじゃないか
D:知ってるか、マーティン。この数年間の内、私がブリストルに行ったことは一度もない。
M:ちゃんと待遇してもらえるさ
D:どうだか。どちらかといえば、訪問回数ゼロ回更新を是非とも維持したいね。
A:スキップ、待つのに必要なだけの燃料が無いってホント?燃料計が赤を指しても、いつもちょっとだけ残ってるじゃない。
M:確かに半端には残ってはいるが、アーサー、これは精密なジェット機であって、愚か者が思うような英国国産車同様に扱っていいものじゃない。というわけでブリストルへ向かう。
A:ダグラスは、どうなの?
D:ブリストルに行けることは確かだな。妥当な考えだね。とはいえ、20分は軽く持つ、30分だろうと大丈夫だろうね。
M:あーはいはい。申し訳ないが、僕らは迂回路を取る。
A:そうだけど、ちょっとだけ待ってよ。もしダグラスが20分大丈夫って言うなら・・・
M:いいや、ちょっとも待たない。我々は機長の言ったことに従う、そうだろう?
D:もちろんだとも、マーティン。キミが迂回をするといえば、我々は迂回するべきだ
M:どうもありがとう
D:もちろん、機内で煙の匂いがしない場合を除いて
M:なんだって?
D:ただ言ってみただけだが、もしどこぞの辺鄙な場所へ行こうとも、機内で煙の匂いがした場合、直ちに一番近い空港へ着陸することが最優先であると義務付けられている。そして、この場合非常にありがたい偶然だが、それはフィットンだ。
M:そうなればね。でも僕は煙の匂いなんてしない。
D:(マッチをする)これではいかがかな?
M:なんの入れ知恵なんだ、ダグラス
D:管制塔に機内から煙の匂いがすると、伝えるんだよ。これで即着陸。
彼らが機体を調べるが、当然なにも出てきやしない。これは人生におけるちょっとしたミステリーの一つであって、お利口さんたちにはチンプンカンプン。
これにて一件落着、あそこなら紅茶にジャムを入れて一服までできる。
A:なるほど。それがアナタの知恵か、すっごく頭がいいね
M:ダメだ!申し訳ないけど、それだけは絶対にやらない
D:エア・イングランドでは、しょっちゅうやってた事なのに
M:そうだとしても、今はエア・イングランドじゃない。今のキミは、副機長席に座って、ブリストルへ向かってる。キミもきっと気に入るよ。あそこには素敵な吊り橋があるんだし。
D:なるほど・・・では最終決定の前に、内線でキャロリンに確認しておこうか。迂回路は高くつく
M:いいや!もう僕らは最終決定を下したんだ。僕が決めたんだ。それに飛行中は、この僕が当機の最高指揮官だってキャロリンを含め周知の事実だ!
D:おや、なんと!ブライ機長の再来か。
M:ダグラス、僕はエア・イングランド時代の旧友を真似てるわけじゃないんだ。キミがブライ機長と一緒だったときは、彼のやり方に従っていたんだろうけど、僕の飛行機では、僕に従いたまえ。異論はないね?
D:ない
M:ないって何が?
D:異論
M:異論が何?
D:異論がない
M:異論がない、それから?
D:異論は・・・ございません
M:僕は待つよ
D:マーティン、まさか本気で私に「サー」と言わせたいわけじゃないだろ?
M:是非ともそうしてくれたまえ。それにも異論があるとは思えないけど?
D:そうかい、今ここにある15,6の理由のうち一つだけ厳選して言わせてもらえば、私はキミの父親と同じくらい年長者ということだ。
M:父親にしては若すぎるね
D:私にとってはそうでもない
M:なるほど、そうか。キミは年長者かつ以前のやり方に固執しているせいで、この飛行機の権限が相当軽視されているようだね。とはいえ、機長の座に今現在付いているのは誰かはっきりすれば、多少は正式のやり方を思い出すだろ。ということで、異論はないね!
D:ございません・・・サー
M:ありがとう。
(内線)フィットン応答せよ、こちらGolf-Tango-India、遅れを考慮してブリストルへ迂回を要請。
:*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*::*:
キャロリン(C):あなたは、マヌケよ。マーティン
M:僕は、マヌケなんかじゃありません!僕は当エアラインの機長です。
C:そのどちらも間違ってるわ。あなたは、エアラインの機長どころか、ただのとんでもないマヌケよ。うちは、エアライン(航空会社)じゃないでしょ。
私が持っているのは、このジェット機一機のみ。ジェット機一つでライン(線)なんて引けないの。MJNを他の呼び名に当てはめるなら、エアドット(点)よ。
M:そりゃ確かにそうですけど、キャロリン、僕には、燃料切れをなんとかするような魔法じみたことは出来ませんよ。
C:そうでしょうとも。私だって、魔法のごとく£7000も費やしてまで西イングランドを悠々観光飛行するなんて出来ません。それからダグラス、貴方その間一体何をしていたの?まさか、ブリストル行きに一役買いましただなんて言わないでしょうね。
D:キャロリン、私は、サーに代替案の提案はさせていただきました。しかし、サーが正規の方法を取るよう、また全ての乗組員はいかなる時もサーに従うのだとサーが、私に注意したために、こういうことに。
C:誰があなたに注意なんてしたの?
D:クリフ機長が。それと、サーと呼ばせていただける特権まで与えてくれましてね。
C:マーティン、あなたを呼称するに相応しいのが色々あるとはいえ、これだけは間違いなく言えるわね。あなたはサーじゃありません。尊称されるに相応しいとすれば私です。私がサーです。よって、サーとして言わせてもらえば、今後一切迂回をする事を禁じます。
M:そうですか。ではもし、離陸時にエンジンが発火しても、唇を噛み締め肩をすくませポルトガルへ向かえと、そういうことなんですね。わかりました!
C:いいわ、ビッグレス(航空冒険小説の主人公)。もし、正気の沙汰ではない問題があれば、迂回路をとってもかまわないわ。「あら!確か離陸時には翼が二つあったのに」という場合はね。それ以外は、勇敢な兵士のように振る舞い、私の会社のお金を無駄遣いしないこと。
M:そんなの不当すぎる
C:そうかしら。では説明してちょうだい。なぜ、たかが貨物輸送に室温30度を保って飛行をしていたのかを。
M:そうでしたか?
C:あなた、それすら気がついてなかったの?
M:あの、自動調温装置って普段いじったりはしないでしょ・・・ね
C:機内点検の際、調節することはできるの。こんなの機密事項じゃないことくらい分かるでしょ。高度30,000フィート上空で、デカイ鉄で出来た部屋を熱々に温めるのに、一体いくらかかかるか分かってるの? 驚くほど高額なのよ。いいこと、来週木曜日アブダビへ行きます。安く飛ぶの。これ以上にないほど質素に、費用は飛ぶのに必要最低限。あなたなら、イージージェットもエアフォースワンみたいにできるわ。いいわね?
M:・・・分かりました・・・キャロリン
D:その”守銭奴航空”(本編ではスクルージ・マックダック)に乗船する幸運なお客さんは、誰なんだい。
C:乗客なしよ。然る石油会社の重役がそこへ引っ越すから、私たちが家具・服・絨毯・猫もろもろ彼の荷物を運ぶのよ。
M:それで、迎えは何時ですか。
C:お迎えなんて、ないわよ。
M:え?
C:あら、15秒ほど前に言ったでしょう「質素に」って。思い出したかしら?驚くことに、この発言は現在も執行中です。タクシーでのお迎え無し。あなたたちは、6時半に私の家に来て頂戴。私が運転します。
M:い、いや!いやいやいや!キャロリン、申し訳ないけど、僕たちそんな待遇受け入れられません!
C:よろしい、そんなに言うなら退職でスッキリ解決よ、マーティン。パイロットになるために7回も試験を受けたあげく、民間機を操縦するような人は貴方くらいに居ませんもの、転職先も引く手あまたでしょ。
M:キャロリン、いいですか。正規の飛行安全基準に則って指示した僕を罰するなんて不当なことです!
C:全然。私なら出来るわよ。
M:やっ・・・厳密には出来ます・・・けど
C:分かってるならよろしい。私は今後も不当且つ厳密な権限の元に行動します。じゃもういいから、お下がり。
D:サー、うまくいきましたね。全ては彼女の仰せのままに・・・